なんとかお天気持ちそうな、1週間遅れの6月例会スタートです。
橿原神宮前駅で集合。赤かめバスでまず飛鳥資料館まで。
資料館の庭にはレプリカの猿石などに混じってこのあとたずねる八釣マキト5号墳が移築展示されています。まずは見学。
なかなか大きな石室ですね。床にあった石もそのまま。
高松塚古墳の石室はこんな感じ。
そのほか、しばし見学しました。亀石をかこんで先生のお話に耳を傾けて。
歩いて八釣へ向かいます。
みんな熱心に見てる。八釣マキト古墳。
畑や水田にかこまれています。
1・4号墳が移築保存されています。
あとになって写真を見ると、八釣なのか高家の古墳なのか…?
指先の向こうには何があったのでしょうか。
ここから次の目的地である高家まで登りが続きますので、歩き組とタクシー利用組にわかれました。
タクシー組は先ほどの資料館まで戻ります。
向こうに山田寺跡が見えているらしいですが、わかりますか?
このあたりが明日香村と桜井の境とのこと。
雨のあとで緑がきれいです。やはり少し上りですね。
景色もすばらしい。桜井はさまざまな表情を見せてくれます。
いよいよ高家地区に入りました。
タクシー組が来るまで、少し上の春日神社まで行ってみました。
神社への階段を右手に見ながら先へ行くと、役行者関連の祠がありますそうな。仲間が見てきてくれました(わたしは行ってません笑)
少し急な階段を上ります。先日の雨で木の葉や枝が落ちています。
神社の境内に古墳
があり、開口はしていますが、土が入り込んでいてとても入れません。
ひっそりとした静かな空間。
タクシー組と合流して、高家ヒラノ2号墳を見学。天井石と右奥隅は破壊されて残存していません。
このあたりにはこのような古墳が多くあります。
北側を見れば古代には磐余と呼ばれた地域を、西側には飛鳥地域を望むことができるこの高家地区。それらの地域に築かれた古代宮都の造営に深く関わった人々が眠っているのでしょうか。
高家が高いところに位置していることがよくわかります。
さあ、いよいよ長瀬薮1号墳探索です。
腰のあたり近くまでの草むらを一列に進みます。
服部先生自ら先頭にたって、竹をつつきながら進んでいきます。
なんとか辿り着きました。
開口部が狭く、うつ伏せに足から這うように進んでいきます。
羨道部が思いのほか長くて先に入った仲間の声を聞きながらようやく玄室へ。
先陣が入る際にも飛び出してきて驚かされたコウモリですが、中にもいるいる!
上を見ないように、しかし内部は見たい!激しい葛藤!
真っ暗で、ライトが頼り。資料には石積みは奥壁が巨石を用いて2段、玄室側壁は3〜4段。羨道側壁は1段もしくは2段で積んでおり、少ない段数で積むことが指向されているとありますが、いやはやじっくり観察する余裕は残念ながらありませんでした。
もったいない。せっかく入ったのに。
コウモリなんてどうしたというんです。
長瀬薮1号墳をあとにしてもと来た道を戻ります。
可憐な花があちらこちらで迎えてくれました。
崇峻天皇陵(倉梯岡陵)です。
崇峻天皇陵のすぐ裏手。これまた清らかな小川が流れています。
このあと、久しぶりに先生とはぐれてしまいました!
そんなに離れてなかったはずなのに、前を歩いていた先生たちが見当たらず…
途中で曲がる角があったのですね。
気づかず笑
行く先々で見かけたテイカカズラの花。
今度迷子になったら、教えてね。
曇ってはいましたが、傘をさすことなく日頃の行い(誰の?)のおかげでしょうか、バスにも間に合い桜井駅で解散となりました。
桜井は訪れる先々で表情が変わる。
どっしり構えた古墳。
ひっそりと佇む古墳。
遠い昔を思い起こさせてくれる夢のあと。
近くに暮らす幸せをしみじみ感じました。