【活動日誌】帯解から大安寺へ

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f:id:narakofu:20230109211157j:image新年最初の例会はなんと全員集合!

帯解駅からスタートです。

ポイントを押さえながら、JR奈良駅を目指します。

f:id:narakofu:20230109211220j:image駅前の周辺地図を見ながら説明を聞きました。

f:id:narakofu:20230109211239j:imageまず、帯解駅西側の広大寺池。

f:id:narakofu:20230109211253j:image名前の通り、大きなため池で、「日本書紀」記載の和珥池と伝えられ、推古21年(613年)に築造されたとあります。

また聖徳太子にまつわる伝説もあり、今も池から約2kmも下流の稗田集落が広大寺池の水利権について一番強い権利を持っているのもこのためと言われています。

※「稗(ヒエ)のご飯伝説」

稗田の里(大和郡山市稗田町)で村人が聖徳太子にご飯を差し出したがそれが稗であったため、太子が尋ねられ、「この土地が水の便が悪く稲ができずに稗を食べている」と答えると哀れに思われて、水脈を探し大きな池を掘られた。それが広大寺池でこの後村人は豊かになったという。

f:id:narakofu:20230109211312j:image少し北に向かいます。

向こうに見える緑が今市城跡です。

室町初期からこのあたりに大乗院方の今市氏がいました。

曲輪内部はほとんどが宅地となっていますが、堀跡は池や遊歩道となって面影を伝えています。

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f:id:narakofu:20230109211340j:image池の西側から北に向かい進みました。土塁のあとが遊歩道になっています。

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f:id:narakofu:20230109211421j:imageこれも歴史あるため池?

f:id:narakofu:20230109211434j:image奈良県警察学校。

警察官になるため、勉強しているんですね。

f:id:narakofu:20230109211448j:image警察学校の付近には様々な関連施設がありました。

f:id:narakofu:20230109211501j:image五徳池

この池は先ほどの広大寺池とは異なり、唐長安城に倣って、奈良時代に作られました。

船を浮かべたりして楽しんだようです。

f:id:narakofu:20230109211512j:image整然と並んだ、ピカピカのトラック。働くくるまです。

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f:id:narakofu:20230109211547j:image穂積寺跡。

今は稲荷神社と姿を変えていますが、奈良時代には穂積寺というお寺がありました。

平城京には、南都七大寺のほかにもお寺が存在していました。

f:id:narakofu:20230109211558j:image東市があったとされる場所で説明を聞きました。

f:id:narakofu:20230109211612j:imageこの辺りには昨年訪れた西市と同じく市場がありました。

賑やかだったということで、ときには罪人などを懲らしめる場でもあったようです。

f:id:narakofu:20230109211623j:imageさあ、いよいよ大安寺エリアに入りました。

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f:id:narakofu:20230109211716j:image向こうに見える門が現在の大安寺の南門です。

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f:id:narakofu:20230109211736j:image柱のあと。

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f:id:narakofu:20230109211803j:imageこのあたりには何かしらの大安寺の遺構がのこされていて、その大きさがしのばれます。

f:id:narakofu:20230109211816j:image杉山古墳。

f:id:narakofu:20230109211824j:image残念、お休みです。

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f:id:narakofu:20230109211841j:image右手が野神古墳の墳丘。

先に進むと・・・

f:id:narakofu:20230109211849j:image金属製の格子の中には、阿蘇溶結凝灰岩の刳抜式家形石棺が納められた竪穴石槨を見ることができます。

f:id:narakofu:20230109211857j:image格子越しに…

f:id:narakofu:20230109211905j:image登れちゃうみたいです

上部には、謎の石棺の蓋も。

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f:id:narakofu:20230109211919j:image古墳は地元の人々によって、大切につたえられ、守られています。

本日はここまで。

このあと、各々バスや徒歩でJR奈良駅近鉄奈良駅に向かいました。

この日もよく歩きました。

杉山古墳は残念でしたが、野神古墳の石棺はピンク色のりっぱなものでした。

おそらく強い勢力を持つ豪族のものなのでしょう。

見ることができて、よかったです。