爽やかな一日、メンバー3人で5月予定の橿原辺りをまわってきました。
なにやら、各自予習してきているようですよ。
はじめに神武天皇陵を訪れました。私は初めてです。服部先生からいただいた資料によると、かつて様々な人たちが神武天皇陵は何処なのか、各々説を論じてきたようですが、現在はこちらが御陵とされています。大きく茂った木立に囲まれた緩くカーブした道を行くと鳥居が見えてその向こうに御陵があります。
駐車場の方から出て、綏靖天皇陵へ向かいます。
こじんまりしていますが、やはりきれいに手入れされています。柵の向こうに石灯籠が見えます。ここが神武天皇陵といわれていた際に献上されたものと資料にあります。
ランチを楽しんだあと、益田の岩船に行きました。
先日読み終わった「火の路」にも登場します。
驚きました。とても大きいです。けっこうな山道を登って、目の前に現れたのはびっくりするほど大きい石でした。
かつてあまりの大きさに驚いた、「石の宝殿」は前に神社の建物があります。が、ここは竹やぶに囲まれて岩船はひとり凛と佇んでいます。
もちろん大きさだけではなく、上に開けられた2つの四角形のくぼみもまわりの加工跡も下方のカット部分も目をひかれますが、この石が何のためにこのように加工されたのか、どうしてここにあるのかなど関係なく、ただただその存在に感動しました。
あとで自宅にあった本に掲載されていた、岩船の写真を見て再度びっくり。それには竹やぶなどなく、ふもとの団地のような建物が岩船の向こうに見えていました。いつ撮られた写真なのか不明ですが、いつしか竹が茂り石を取り囲んでいたのですね。
石は何も語らずです。