すばらしい晴天に恵まれた、新年度初めての講座。
近鉄飛鳥駅に集合しました。
…つもりが、観光案内所の前あたりに集まってしまい、サクッと会計報告など総会を片付けてさあさあ出発です。
飛鳥駅を出てまず左、少し進んで踏切を渡ります。
民家に挟まれた道を進むと、右手に石段。もう見えています。
岩屋山古墳。
美しい石の壁。
墳丘は早くから半分が削られていますが、頂上には桜が咲いていました。
重くないかな。
中に入ると、石室内はとてもきれい。
すばらしい美しさです。
ちょっと苦手な虫たちは見当たりません。
精巧に加工された切石が積まれ、また羨道の幅は入り口から玄室に向かって狭くなっており、より長く見せようと工夫がなされているようです。
安定感もあり、開口部正面から見ても、バランスも良い。
廂(ひさし)のようになっている、入口天井石の下面に溝が彫ってあり、石室閉塞するのにこの溝に板などをはめたとか。
実に見事な仕上げとなっています。
岩屋山古墳の石段を降りて右手に進みます。
ずいぶん前に訪れたことがありますが、探せなかった、牽牛子塚古墳。
今は古墳まで警備員さんが途中配置されていて、たどり着くことができます。
たぶん、こちらの方。
少し高いところにその姿が見えます。
階段をがんばってのぼり…
牽牛子塚古墳のすぐそばにはこぶりの古墳がもうひとつ。越塚御門古墳です。
牽牛子塚古墳は刳り貫き式横口式石槨と呼ばれる埋葬施設を持ち、中央に間仕切りがあってそれを境に二つの墓室が設けられています。
けっこう登りました。
ようやく内部を見ることができる場所に到着。
このあたりまで上ると、ちょっと息切れ?
見学場所から中を見下ろすと、間仕切りとその両側に棺を置く台が見えます。
ここから下の方を見るとこんな感じ。
四角い窓から中をのぞくことはできました。
築造当時はこんな感じだったのかな。
古墳の周りをぐるっと…
ふと見ると、うちの先生見知らぬご婦人から質問されてます(笑)
近くのその他の八角墳が紹介されています。
どれどれ、訪れたことはありますか?
ぽつんと置かれたこの石は、さて。
なんでしょ?
向こうにおなじみの明日香村が広がっています。いただいたパンフレットによると、天武・持統天皇陵、中尾山古墳そして高松塚古墳などが望めます。
このあと牽牛子塚古墳の裏手から真弓鑵子塚古墳に向かいます。
ちなみにここから益田岩船にもぬけられます。
あの巨石を初めて見たとき圧倒されましたが、こんな石槨になる途中だったのですね。そしてこのあたりとそんなに離れていないのですね。あの竹やぶが行き止まりのように感じました。
電車で訪ねると乗り換えたりしてたどり着くポイントも実は歩くと意外と近いということはよくあることです。ほんと。
後編につづく!