牽牛子塚古墳をあとにし、後編スタートです。てくてく。
のどかな道を進むと左手にぽっかりと真弓鑵子塚古墳。
画面左に見切れてる…
中に入れないのが残念ですが、東漢氏のお墓ということです。
遠くからパチリ
途中、「アグリステーション飛鳥」でひとやすみ。お手洗いをお借りしました。
飛鳥周辺で採れた農産物や加工品などの通販あすか宅配便というのがあるそうで(こちらにカタログが置かれてました)わたしも頼んでみようと思ってます。
先ほど手に入らなかった牽牛子塚古墳のパンフレットもこちらでいただきました。
服部先生大喜び。
高取町に入りました。しばらく車道横を歩きます。車に注意。飛び出さないように。
与楽カンジョ古墳が見えてきました。
北の方に進むと道標が。
与楽カンジョ古墳。ここから北の方に多くの古墳が連なっています。やはり東漢氏に関わる古墳のようです。
また階段!
この与楽カンジョ古墳は南に開口する両袖式横穴式石室で、巨石を持ち送ってドーム状に積み一石の天井石をのせています。天井高は5.27mと奈良県一の高さです。
みんなが見ている方向に柵あり。
ちょっとかがんで、上の方を見上げましょう。内部はよく見えます。
つまり、石舞台古墳より高いってこと?
天井の高さが伝わるかどうか。
どこを写してるか分かりにくい
裏手にまわることもできます。
まだこれから整備が進むのでしょうか。
つぎつぎいきます
向こうの小山のような丘。
与楽鑵子塚古墳です。
径28m2段築成の円墳。ここはのぼりません。下で説明をききます。
歩く…
まだ歩く。
まだまだ歩く。
さて、寺崎白壁塚古墳がみえてきました。
竹やぶに囲まれたなだらかな丘をのぼったところです。
内部はこんな感じ。
この古墳の埋葬施設は、幅1.1m長さ2.2m高さ0.9mの閃緑岩(せんりょくがん)の巨石を組み合わせた横口式石槨に前室と羨道がついています。
右。
左。
正面。
この中にすっぽりと、棺が置かれていたのかな。釘の出土からみて、木製??
上。
先ほどの与楽カンジョ古墳、与楽鑵子塚古墳、そしてこの寺崎白壁塚古墳からはミニチュアの炊飯具や銀製指輪が出土しています。
このような外来系の副葬品を持ちドーム状横穴式石室を特徴とする古墳はこのあたりに集中してみられ、やはり東漢氏と総称される渡来系氏族の墳墓である可能性が高いとのことです。
彼らが持っていた高い技術は古墳の石積みにも使われていたのですね。
さて、歩いている場所から右手上の方に石室の開口部が見えます。
内部を見てみたい!
しかしながら意外と急峻で、残念、どうしてもたどり着けない。
ここは若手に託しました。
またもと来た道を戻ります。
さっき見た…?
遠くに牽牛子塚!
車に気をつけて(しつこい?)一気に飛鳥駅まで。
おつかれさまでした。
飛鳥駅を降りてまっすぐ進むコースはメジャーだけど、今回は西側。
飛鳥から高取町にかけて、多くの古墳が満載の興味深いルートでした。
渡来系の人々について改めてもっと知りたいと思った次第です。