どれもこれも見応えある宝物ばかりですが、例えば「玉虫厨子」。何度かお目にかかっていますが、すごい存在感。余計なものは何もない。
今回はとにかくわたしは塔本塑像にやられました。引き込まれました。動けなかったです。
侍者たちはかわいらしい、ふっくらした、好ましいすがた。
羅漢坐像はもう絶望感。つらすぎる。悲しみがひしひしと伝わってくる。
けれども、現代に生きるわたしは間近で見ることができるしあわせを実感しました。
また、昨年8月に訪れた柏原の安福寺の夾紵棺。先生のお話を聞いて想像していましたが、これなんですね。目の前にある、これ。
見た目は板のようですが、漆と絹を重ねて作られている。断面がよくわかります。作るのは難しいのでしょうね。
なら仏像館では金峯山寺の金剛力士立像が特別公開されていました。
なんという大きさ。まさに圧倒です。
もう一度行こうかな。