高松塚古墳壁画修理作業室の公開に行ってきました。
私が初めて高松塚を訪れたのは大学一年生の時。
ずいぶん前になりますが、当時はそばに小さな小屋のようなものがありスタンプがたくさん置いてありました。
なにぶん遠い昔なので近くのどこかと勘違いしているかもしれません。
今日飛鳥美人を間近で見て自分でも驚くほど感動しました。
当時はどんな鮮やかな色彩だったのでしょうか。
どうぞせめてこのままでと願うばかりです。
千年以上の昔に誰かが描いた絵。
それもカラー。
はかないけれど飛鳥にはまだまだ静かに眠っている美男美女その他いらっしゃるのでしょうか?
修理作業室のある建物のすぐそばにある飛鳥歴史公園会館に(涼みに)立ち寄ると、高松塚の壁画を中から見るAR体験が出来ました。
先に座っていた女性がやってみると楽しいですよと声を掛けてくださって私も試してみました。
本当におっしゃった通り!若干戸惑いながらゴーグルをつけてみると360度壁画の世界に没入できました。
上は星宿図、左右ぐるりは女子・男子群像に玄武など、想像するよりずっと雰囲気のある映像で、好きな方向を見ることが出来ます。
一度始まると数分で終わる仕様になっていたのですが、スタッフの方が良かったらもう一度どうぞと勧めてくださって、結局二回させていただきました。
見慣れないものにも及び腰にならず体験してみるものだなぁと感じた、夏の日でした。
遅めのランチ、締めのかき氷を平らげ、飛鳥を後にしました。