2019年9月6日 巨勢谷を歩く

残暑厳しい6日は吉野口駅に集合です。

早めに乗り換え駅の橿原神宮前でお昼を済ませるメンバーあり、吉野口駅で15分ほどの待ち時間におにぎりを頬張るものあり。今日もみなさんやる気満々です。先生から資料の追加と本日の解説を受けて出発。

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途中川合八幡神社に立ち寄り、奇祭ヒキアイモチマツリに使用されるこぐつ(写真左下)を拝見。とても珍しい、ワラで作られたもので、どう使われるのか、実際に見てみないと想像は難しい。

次はいよいよ水泥古墳です。

まず、管理されてる西尾さんにごあいさつ。とても気さくなご夫婦で楽しく見学させていただきました。多くの方々がいらっしゃるということですが、笑顔で迎えていただいて、ご夫婦の人柄がしのばれます。なんとメンバー全員ジュース(よく冷えた)をご馳走になりました。

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水泥南古墳

石棺の蓮華文がくっきり見えます。石棺は縦にふたつ有ります。壁との間が狭く、やはり奥には入れそうにはありません。奥のはともかく手前のはどのようにして入れたのでしょうか?横を削ったとしても重いのに…。不思議。

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水泥北古墳

西尾さんのおうちのうしろに位置しています。以前は夏など果物や飲み物などを冷やしていた時期もあるとのことでした。実際内部はひんやりとしていました。地震で崩れることもなくしっかりとしています。こちらは石棺はもうありませんが、南に比べて広く天井も高いです。

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吉野川分水工(右)

少し寄り道して見学しました。多量の水が二つに分かれて勢いよくながれていきます。遠く離れた地域まで人々のために今日も行く。

権現堂古墳(左下)

少し危険な状態です。しかしずいぶん以前から変わらないようで、今のところ安定しているみたいです。入り口とは反対側の奥の部分が開いています。古墳内部奥から見ている感じです。

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巨勢寺塔跡

当時権力を誇った巨勢氏の氏寺と考えられている巨勢寺。大規模な寺院だったようですが、その塔心礎と基壇跡が残っています。良すぎる天気と残暑の高温でみんなしばし休憩です。すぐ側の近鉄線を青の特急が走り去って行きました。

 

このあと葛駅まで1キロほど歩き、帰路につきました。

奈良は本当に奥深い、知れば知るほどもっと知りたくなる、素晴らしいところです。こうして歩くたび実感する私です。

この日ナラコフは16000歩(家から駅までも含む)ほど歩きました

 

おまけ

神社の狛犬

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