すばらしいお天気に恵まれた6月例会。
JR五条駅に集合です。
またまた個人的には初めての駅でございます。
全員12時ちょうどの電車を降りて、すぐにバスターミナルに向かいました。駅から国道に向かって進み、信号を左折。ショッピングセンターの手前にあります。
4つ目のバス停で下車しますが、歩くとなるとちょっとありますね。
天気、ちょっと良すぎかも…
下車してまず今井1号墳を見学。
写真右手が古墳です。
この辺りには珍しい前方後円墳。
長さ35mほどの小さな古墳ですが、周濠が巡り葺石と円筒埴輪列が確認されています。
後円部には東西2基の竪穴式石室が並び、その中でも先に造られた東石室は割竹形木棺を据えたあと、上半分を板石積みの石室が覆っていたとのこと。
そのほか、被葬者の武人的性格を思わせる武具が豊富に副葬されているそうです。
またこの地域では今井窯、荒木神社裏山窯で6世紀初頭に須恵器生産を開始していました。
その後7世紀前半には近くの今井天神山瓦窯で奥山廃寺(明日香村)の瓦や鴟尾を生産していたことがわかっています。
近くにありながら、それぞれで性格が異なるのは興味深いです。
この山はもう栄山寺。
風情のある道を進みます。
この道は昔からのもので当時の面影を残しています。
きつい…暑い…
この案内板の横を降りていきます。草やツルに覆われた急な階段を降ります。少し注意が必要ですね。
驚きの景色!
渓谷が目の前に広がりました。
きれい!
さて目当ての磨崖仏はどちらに⁉️
磨崖仏まで近づくには、ちょっとした流れを飛び越える必要があります。周りの石がツルツルとして度胸を試すよう。
ぼちゃんといってずぶ濡れになってはと身軽な男性陣に託してこちら側で待機。碑文には宝亀7年(776)に刻まれたとあり、その横に菩薩立像が刻まれているのでした。
あの赤い橋をわたる…
緑美しい吉野川。
いよいよ栄山寺に到着しました。
養老3年(719)藤原武智麻呂によって創建されたとされています。
武智麻呂がこのあたりにどういった関わりを持っていたのでしょう。
吉野川のほとりであることは少なからず意味があるようですね。(知らんけど)
境内には鐘楼をはじめ見どころもたくさんあります。
この日はわたしたちのほか、人の姿は見当たりませんでした。
先生の説明もしっかり聴きます。
国宝 八角円堂。
藤原仲麻呂が、父武智麻呂の供養塔として建てたと伝わります。
青空に映える堂々とした姿。やはり特別な存在感を感じます。
木立の向こうに。
帰りはバスもありません。五条駅までみんながんばりました。
武智麻呂のお墓まで行ってみたいと思っていましたが、今回は断念。
この秋のご本尊特別御開帳、八角円堂内陣特別拝観に合わせてまた訪れたいものです。