【活動日誌】三輪山周辺の遺跡【後編】

前回の終わり、志貴御県坐神社を訪ね、山の辺の道へ戻り…

北へ向かいます。

 

また細い道を歩きます。

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道の横の細い溝を勢いよく水が流れています。

どこから流れてくるのかな。

 

大神神社に到着。

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拝殿の右側を進み、神宝神社横手から三ツ鳥居が設けられている拝殿奥を望みます。うっそうとしていて建物が見えますが、よくわかりません。神聖な場所とされています。

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拝殿の前を通り、狭井神社方面へ。

狭井神社には三輪山登拝口があります。現在はコロナ感染予防のために登れませんが、ここより先は神聖な区域となっているため、黙って登らねばならないなどさまざまな伝承があるようですが、さて。

 

万病に効くとされる「薬水」が湧き出る井戸があり、今は紙コップが設置され、誰でもいただけます。

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狭井神社から山道をしばらく歩きます。

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ずんずん。

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辰五郎大明神が右手に左の道を進みます。

辰五郎…どこかできいたような?

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さらに行くと磐座が祀られています。

私たちのほか二組ほどの参拝者。木立にかこまれ、静まりかえっています。

今日はみんなと一緒だから平気だけど、一人ではちょっとこわいかも。

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この周辺では子持勾玉や須恵器など出土していることから、やはり昔から特別な場所だったのでしょうか。

 

来た道を戻り、展望台を抜けて久延彦神社へ。

展望台は春には桜が咲き誇り多くの人で賑わいます。

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二上山が見えます。

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手前には畝傍山耳成山

久延彦神社はご存知の方も多いと思いますが、智恵の神様でございます。受験合格、学業向上のお願いにお参りされるようです。わたしも遠い昔母に連れられお参りしました、が…?

 

久延彦神社の長い階段を降り、右手に進みます。

最後のポイント、大直禰子神社(若宮社)です。

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ここはもとを大神寺、のちに大御輪寺とよばれた、大神神社の神宮寺でした。

現在聖林寺に安置されている国宝十一面観音像はもとこのお寺にまつられていたとのことです。観音さまけっこうなサイズだけれど、このお堂に入っていらっしゃったのね?

なかなか風格ある本殿は鎌倉時代に造営された本堂とのこと。

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また境内地で発掘調査された際に7〜8世紀の掘立柱建物が見つかっていて、古代三輪氏の居館ではないかとみられています。

 

久しぶりの遺跡巡り。

お天気もほどよく、楽しくまわれました。

まだまだわからないことがある歴史の世界ですが、少しずつ進んでいきたいと思います。

この日は帰宅後、歩数は約19000歩でした。

よく歩きました。みなさまおつかれさま。

まだまだ桜井、見どころ、歩きどころ満載です。